フレキシブルチューブは熱処理を施しますが、我社で製造しているベローズは薄肉の深絞り加工を行いますが、我社の製造方法は素材を伸ばさないため、加工前の組織のままで壊れていません。
そのため金属ですが熱処理加工を行わなくても何万回という繰り返しにも耐えることが出来ます。
熱処理加工をしないで繰り返しに耐えるはずがないとお思いの方は、三元ラセン管工業では展示会に繰り返し耐久試験機を持ち込んで熱処理をしていないベローズの繰り返しをお見せしていますので一度展示会場にお越しいただいてお確かめください。
我社で製造している薄肉ベローズは、板厚が0.1mm、0,15mm、0,17mm、0.2mm、0.25mm、0.3mmが標準です。
一般にベローズと言うと1mmとか2mmの板厚が一般的で、一番の違いはバネ定数が大きく違い薄肉のベローズだと小さな力で大きな伸縮量を取ることが出来製品をコンパクトにすることが出来ます。
しかし板厚が薄い分、耐圧は弱くなります。我社ではその対策として多層のベローズにすることで耐圧にも対応できバネ定数も低く柔らかさも保つことが出来ます。
仕様によっては0.4mm、0.5mmなどの板厚の多層ベローズも成型いたしますので営業担当にお問い合わせください。
100Aのベローズで板厚とバネ定数の比較を表記しました。
板厚 1mm バネ定数≒2000N/mm
板厚0.1mm バネ定数≒30N/mm
板厚0.2mm バネ定数≒160N/mm
板厚0.3mm バネ定数≒500N/mm